緑萌ゆ竹田渓流
6月10日
ようやく一人の時間ができた、休日の午後。
久し振りの入渓です。
ダムから少し入った渓流にはライズする山女魚の姿。
身を伏せ静かに接近。
しかし、わが姿はバレバレの様である。
決して渓魚が逃げるのではない!
じっとその場で動かない。
私の出方を待っている様である。
その鼻先にフライを流す。
我ながら完璧!
ゆるりと泳ぎフライを見に来る。
「フン」という態度で反転、定位置に戻る。
私がもてあそばれている様である。
少し上流に移動。今度は岩魚。
入渓ポイントの岩魚は口を開けてくれない。
鼻先でフライを突くだけ、入りやすい場所は渓魚の警戒心が高そう。
緑のトンネルをくぐり、いくつもの落ち込みを越え遡行を続ける。
人があまり入らないのか無警戒の岩魚が直ぐ近くに定位している。
なんの疑いも無く私のフライを咥えてくれた。
ロッドから伝わる渓魚の息吹き、
緑に萌える楓の息吹き、苔生す岩、水と風の囁き。
至福のひととき
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渓の恵みに感謝して、岩魚と山女魚を一匹づつ頂きました。
新鮮な渓の恵みを美味しく頂きました。
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